能見台教室:2012/12/10

今回は2名のご参加でした。モチーフは庭に咲いていた花やミニバラ、貝殻、ひょうたんです。Nさんが持ってきてくれたのはサザンカと、大王松の大きな松ぼっくり。北米原産の品種ですが、意外にも近所で拾ってきたものだそうです。去年ローマで拾った松ぼっくりもかなり大きいと思ってましたが、それを超える大きさに、ついうらやましくなってしまいました。

 

Nさんが描いたのはサザンカの花です。色鉛筆で花びらの色をどうやって出すか、試行錯誤されてました。たしかにあの独特の色を出すのは難しく、以前僕が描いたときも苦労しました。一枚一枚独立した構造の花びらの感じがしっかり描けて、葉の質感などにも工夫が見られます。今後はもっと全体の構造を捉えた上で、伸びやかに描けたら良いと思います。

 

Tさんはサザエの貝殻とひょうたんを鉛筆で描きました。サザエの貝殻は良い形が拾えているし、突起の構造もリアリティがあります。設置面を明確にすること、影を空間的に表現することなどをアドバイスしました。写真の状態で終えてしまいましたが、更に描き込めたらよかったなと思います。ひょうたんは寝かせた状態で描きました。軸がつかめず形が少しいびつになってしまいましたが、表面の質感描写からさわり心地が伝わってきます。これも更に描写をつめていけたら良いでしょう。

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コメント: 1
  • #1

    竹内一美 (水曜日, 02 1月 2013 11:53)

    あけましておめでとうございます。
    今年もよろしくお願いします。
    今年もいろいろな物をよく見て、その物のもつ本質に迫りたいと思います。よろしくご指導ください。